直流電気鍼(EAP)
直流電気鍼の効果
他の鍼にない、直流電気鍼(EAP)の効果は、
小田博久先生らの研究により、置鍼20分の刺激効果(生体反応)と直流電気鍼(EAP)7秒間の通電刺激は同量の刺激であると証明されています。したがって、一般的な鍼と比較すると直流電気鍼は効率の良い刺激療法といえます。
直流電気鍼は、鍼管が鍼体のガイドになっているために、直接 鍼に押手の指が触れることがありません。日本の鍼の中で、安全性、感染予防など最も優れた鍼といえます。
鍼の太さ、刺入する深さ、電流の強さ等を設定すれば、誰が鍼をやっても同じ刺激量で行えます。
直流電気鍼は、“自律神経調整鍼”が正式名となります。電気生理学の分野では神経刺激には電気刺激が最も適当だといわれています。一般的な鍼に直流をプラスした直流電気鍼は、神経刺激に最適な鍼ということもできます。
ディスポER鍼(直流電気鍼)
大宝医科工業株式会社製 LDP-4(スポーツ針管鍼・昭和針管ER鍼) 電話082-818-2511
使い方:①~④の順に使用します
臨床の実際:短時間で効率よく治療できます
直流電気鍼を臨床で使うには…
鍼灸専門学校、大学で学んだ鍼の技法(押し手、切皮、刺入)と、直流電気鍼の技法は違います。直流電気鍼は、痛いと思われている傾向がありますが、チョッとしたコツさえつかめば痛みなく効果もあげることができます。従来の鍼治療に慣れ親しんでいる先生は、なおさら直流電気鍼の技術を習得していただきたいと思います。このことは、手から手へ指導を受けコツをつかむことが必要となりますので、良導絡学会の熟練者から掴み取って下さい。ノイロメーターを使用して直流12V、200μA程度の電流を鍼に流します。電気的な刺激感はほとんどありません。まして業界で伝えられているような、直流電気鍼は折鍼するということは、鍼にマイナス通電している限り絶対にありえないことです。 安心して臨床に応用できます。